チーム医療
さまざまな職種がチームを組み専門性を発揮しながら患者様をサポート
かつては一人の医師が中心となって診療を行っていましたが、チーム医療では、医師・歯科医師・歯科衛生士・看護師など、医療に関わるさまざまな職種が患者様の病状に応じてチームを組み、意見を交換しながら患者様の置かれている状況を分析し、患者様が心身ともに健やか生活が送れるよう、治療とサポートを進めていきます。
当科では入院中から退院後まで院内で患者様のお口の健康を一括サポートするため、
様々な職種が参加している『口腔衛生管理委員会』『摂食嚥下サポートチーム』の2チームを発足しております。
-
口腔衛生管理委員会
感染予防をサポートしているチームです。月に一度、口腔衛生管理委員会を開催し、口腔内評価や手技の統一のみならず、各病棟での問題や改善点を抽出し情報共有を行っています。
口腔衛生
口腔衛生管理委員会が中心となり、病院全体で口腔に対する意識を改善し口腔衛生管理に取り組むことで、入院中の誤嚥性肺炎や口腔内常在菌が原因となる感染症の予防を期待します。
管理委員会の詳細 -
摂食嚥下サポートチーム
安全な食の提供をサポートしているチームです。週に1回カンファレンスを開き、精密検査結果に基づいた訓練や食形態などに対する議論、患者の申し送り、各問題の抽出を行っています。
摂食嚥下
また、摂食嚥下障害のみならず、多職種で栄養面や嚥下機能訓練、患者様の生活背景などを考慮し、一人ひとりに合わせたプランを計画し、遂行いたします。
サポートチームの詳細
充実した設備
病院だからこそできる検査が可能
嚥下内視鏡や嚥下造影装置など歯科医院では取り扱っていないような充実した設備も患者様の安心と信頼を得る要素となっています。
【下記のような検査が可能です】
- 嚥下内視鏡検査…鼻咽腔喉頭ファイバースコープを用いて飲み込み時の諸器官、動きを観察する方法です。
- 嚥下造影検査…X線透視下で造影剤を含んだ食品を飲んでもらい、口腔、咽頭、食道の動き、構造の異常、食塊の動きを評価する方法です。